皆さんは、
朝、目が覚めた瞬間に、
「やらなければいけないこと」が次々と頭に浮かんでくることはありませんか。
心も体も重たく感じ、やる気も元気も湧いてこない。
まだ体も心も目覚めきっていないうちに、
正体のはっきりしない不安が、ふっと頭をよぎる。
そんな経験が誰しもあるのではないのでしょうか。
一日のはじまり。
それは、ただ時間が流れていくだけではなく、
自分の心を、どんな未来へ向けるかを選べる、
静かだけどエネルギッシュで、希望に満ちたかけがえのない瞬間だと僕は思っています。
昔の僕は、朝があまり得意ではありませんでした。
目覚めた瞬間から、「今日もたくさんやることがある」という思考が頭の中を駆け巡り、
焦りだけが先に膨らんでいく。
そんな朝を、何度も繰り返していました。
そして真っ先に手に取るのがスマートフォン。
はっきりとした目的もなく、SNSや情報を一気にチェックするのが習慣になっていました。
今日の自分がどんな状態かを知ることよりも先に、
通知や情報の波にのまれて、気づけば頭の中がいっぱいになっている。
体はまだ起きていないのに、脳だけがどんどん回転していく。
そんな朝が当たり前になっていました。
いつの間にか、心も体も、
ずっと何かに追われているような感覚を抱えたまま、毎日を過ごすようになっていました。
「自分を変えて、心に余裕を持ちたい」
そう思った僕は、
朝の時間に調べ始めました。
「朝日を浴びることが心身のリズムを整える」
「静かな時間に自分と向き合うことが、心の安定に繋がる」
「朝の時間の意識が1日の土台になる」
さまざまな本を購入し知識を深めていきました。
知らなかったことを少しずつ知るうちに、
朝を大切にしたいと思うようになりました。
そして、朝の時間に対する意識が少しずつ変化していくなかで迎えたある朝。
朝は空気が澄んでいて、
朝日の光を浴びると、
身体の奥まであたたかさが広がっていくことに気がつきました。
と同時に、心の安らぎと動き出すための小さな勇気が生まれてくるのを感じました。
朝という時間は、
ただ１日が始まるというだけの時間帯ではなく、
心と体を静かに整えてくれる、かけがえのない時間なのだと、
そのとき初めて、実感しました。
それが、僕にとっての朝のマインドセットとの最初の出会いでした。
朝は、まだ社会が静かに息づいている時間です。
人の声や街の喧騒が遠く、自然のリズムにそっと寄り添える、自分だけの特別な時間。
そんな時間に、
朝日の光を浴びて、優しく呼吸をするだけで、
心も体も、自然と整っていくのを感じるようになりました。
「今の自分で、大丈夫。」
この朝を迎えた自分を、まずはそのまま受け入れる。
朝という静かな時間は、
昨日までの重たさや不安をそっとほどき、
小さな一歩を踏み出すために必要な、
静かで力強いエネルギーを与えてくれます。
そして、
新しい一日へ温かく送り出してくれる。
実際に朝の時間の過ごし方で1日を通しての過ごし方が大きく変化しました。
1日が長く、充実したものに感じるようになりました。
やりたいことや仕事への取り組みが捗り、
次々と行動力が湧き出てくるのを今でもはっきりと実感しています。
そんな朝を、大切に迎えるために。
僕が今、意識している小さな習慣があります。
それは、
朝、目を覚ましたらすぐにカーテンを開け、
朝日の光を浴びること。
窓を少しだけ開けて、
澄んでいる新鮮な空気の中で丁寧に呼吸をすること。
そして、
今日も新しい一日を迎えられたことに「ありがとう」と感謝をすること。
たったこれだけのシンプルな習慣ですが、
不思議と心が落ち着き、
体の奥から、じわじわと活力が湧いてきます。
朝に「自分を整える」ということは、必ずしも、
無理に気合いを入れ、完璧な自分になることとは限りません。
ありのままの自分を迎え入れ、
小さくても確かな一歩を踏み出すために、
「静かにゆっくりと準備する」ということでも良いと思っています。
朝という時間は、
ただ単に１日のはじまりを告げるだけではなく、
心と体をそっと整え、
望む未来へ向かうための心の状態にマインドセットしやすい時間でもあります。
完璧でなくても大丈夫。
無理に頑張らなくても大丈夫。
爽やかな朝の光を浴び、
丁寧に呼吸を繰り返す中で
今日という１日を迎えた自分と身の回りに「ありがとう」と感謝していく。
そして心が落ち着いたら、
『今日はこんな1日になったら嬉しいな』
『今日はこんなふうに過ごせたら嬉しいな』
少しずつ前向きに上向きにポジティブに想像してみる。
その小さな意識の積み重ねが、
未来を少しずつ確実に望む方向へ変えていくのだと思います。
皆さんの日常がさらに心地よいものになりますように。
最後までご覧いただき誠にありがとうございます！
心より感謝申し上げます。